いい日旅立ち
日本の北端の町・稚内から南九州の西鹿児島まで、およそ3000km。
もちろん、この間を直通する列車などありはしない。
これだけでも十分に長い距離なのに、これをはるかに上回る4467kmという長大な鉄路を、4泊5日かけて走破する列車がある……!
その名は「ザ・カナディアン」。
文字どおり、アメリカ大陸の北部に位置するカナダを横断する、超ロングランの列車である。
「カナディアン」は、VIA Rai1 Canada、通称「VIA」と呼ばれるカナダ旅客鉄道企業体によって運行されている。
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日本の北端の町・稚内から南九州の西鹿児島まで、およそ3000km。
もちろん、この間を直通する列車などありはしない。
これだけでも十分に長い距離なのに、これをはるかに上回る4467kmという長大な鉄路を、4泊5日かけて走破する列車がある……!
その名は「ザ・カナディアン」。
文字どおり、アメリカ大陸の北部に位置するカナダを横断する、超ロングランの列車である。
「カナディアン」は、VIA Rai1 Canada、通称「VIA」と呼ばれるカナダ旅客鉄道企業体によって運行されている。
このVIAというのは、カナダ国鉄(CN)と、一都カナダ政府も出資している民営のカナダ太平洋鉄道(CP)の旅客部門を合体させてできたもので、これはアメリカのアムトラックと同じ発想だ。
「ザ・カナディアン」は、もともとCPが走らせていた列車であった。
「ザ・カナディアン」のルートは、太平洋に面したカナダ第3の都市ヴァンクーヴァーから、ジャスパー国立公園の基地ジャスパーを経由して五大湖の一つであるオンタリオ湖畔にたたずむトロントを結ぶもので、この間急峻なカナディアン・ロッキーの山越えあり、果てしなく続く大平原の横断ありと、じつに趣に富んでいる。
4つの時間帯にまたがり、走行中に時間が3回も変わるという、日本では考えられない時差体験もできる。