いい日旅立ち9
ジャスパーからおよそ600kmを走破した「ザ・カナディアン」は、夜を迎えたエドモントンへと入ってゆく。
しかし、このあたりは夜中になっており、景色を観賞することはもはや適わない。
3日目を迎える。旅はまだ続く。
サスカチワン州に入って茫漠とした大平原を走り、再び夜を迎えたところでマニトバ州の州都ウィニペグに到着。
CNとCPが合流するのがこの駅で、「ザ・カナディアン」は、ここからは以前と同じ線上を走る。
さらに東に歩を進めるうちに、4日目の夜が明ける。
相変わらず大平原が続く。
農家や穀物畑、小さな湖や沼が点在する中を淡々と走る。
トロントには、最後の一夜が明けたところで到着する。
乗り通すとすれば、かなりの根気が要求されるが、一生心に残る思い出の旅になることは確かである。